それでは前回の続き。
何とか、かんとか、この世に戻って来たイザナギ。ふと身体を見ると…
イザナギ
「なんじゃ!!こりゃぁ!!」
松田優作かっ
返り血やら、何やら汚れまくってたんやな。
イザナギ
「めっちゃ汚れてるやん。はよ洗わな」
ちゅうて着てるもん脱ぎ捨てるねん。
それが十二柱の神さまになるんやな。
ほんで海の真ん中で身体を洗うねん。
ここから「禊」が産まれたんやな。
「塩で身体を清める」のもイザナギが「海水」で身体を洗ったとこから来てるらしいわ。
“Ωヾ( ̄o ̄)ヘェー
葬式のあとで清めの塩を身体に振るやん。
それも、ここから来とるねん。
だから葬式のあとに塩を振らんと、黄泉の国の穢れがついとるからやらんと黄泉の国に連れて行かれるで。
ちなみに「盛り塩」は「清めの塩」の意味と「客寄せ」の二つあるねん。
客寄せは中国由来で、中国の皇帝が牛車で妃のとこに通ってたから、妃は自分のとこに来てもらう為に牛の好物の塩を家の前に置いといたんやな。
牛は草食動物やからミネラル不足に陥るのを塩で防いどるねん。
話が脱線したから、元に戻して…
身体を洗った時におちた汚れが、次々と神さまになり、最後に…
左目を洗った時に産まれたのが…
アマテラスオオミカミ(天照大御神)
右目を洗った時に産まれたのが…
ツクヨミノミコト(月読命)
鼻を洗った時に産まれたのが…
スサノオノミコト(須佐之男命)
イザナギ
「今まで色んな子を産んだけど、お前ら三人は特別やわ」
ちゅうて、アマテラスオオミカミには天を、ツクヨミノミコトには夜を、スサノオノミコトには海を、それぞれ治めろって命じたとさ。
何で昔話風の締めやねん。
日本神話の三大神の誕生でイザナギとイザナミの「国産み・神産み」の物語も終わりですわ。
これ以降は三大神の物語になるから、とりあえずここで終わり。
好評やったら、またの機会に続き書こかな。
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