福島第1原発は、地震対策、津波対策やなくて、ハリケーン対策をしてたらしい…今日この頃。
┐(´~`)┌ヤレヤレ
昨日の瓦版で、福島第1原発がこうなる事を指摘されてたのに東電が無視してきたってニュースを取り上げたけど、それ以上にアホらしい話が…
福島第1原発の1号機はGE(ゼネラル・エレクトリック)の設計なんやけど、何でも、アメリカじゃ竜巻やらハリケーンが恐いからっちゅう理由で、非常用発電機を地下に設置するようにしとるんやと。
※2号機、3号機は、東芝、日立なんやけど、基本設計はそのまま。
ここは、日本なんやけど…
アメリカじゃ、風速何百メートルで色んなもんが飛んでくる可能性があるから、そんなもんが飛んできて、非常用発電機にそれが当たったらひとたまりもないっちゅう事で、その可能性を消す為に地下に設置するらしいんやけど、アメリカ人が日本の気象状況を知らずに、日本でもその通りにやったら…
津波が襲って、地下にあった非常用発電機が水没しましたとさ。
……
アメリカ人が分からんのも無理はないけど、日本人なら海岸線につくりゃ津波の可能性ぐらい考えるやろ。
何で、後でも高台に移すとか考えんかったんや?
って、誰もが思うとこやけど、その答えが…
「米側の仕様書通りに造らないと安全を保証しないと言われ、言われるままに造った」
いやいやいや…
そしたら、「こういう危険性がある」って造る前に説明したらええがな。
ちゅうか、昨日の瓦版でも書いた通り、危険性は指摘されてたわけで、その時に非常用発電機の設置場所を変えるぐらいできたがな。
原子炉本体をいじれって言うとるんやないねんで。
技術大国だの、科学大国だの言われてるのに、その程度の事もできんかったんか?
考えるのが面倒臭いのと、後で責任転嫁とか言い訳ができるようにしたっちゅうのがほんまのとこやろ。
高台に移して、それで事故が起きりゃ、その責任が問われるからのぉ。
「昔は良かった」って言うけど、40年も前の「日本人」っちゅうか、官僚とか政治家のレベルも今とそんなに変わらんかったようですな。
「そんな事で、こんな事に…」っちゅう、しょうもない事が多すぎて、原発事故の原因を知れば知るほど情けなくなる。
どうやら「原発が危険」なんやなくて、「原発を運用するヤツがアホやと危険」っちゅうのが正解なようですな。
それにしても、「今の若いヤツは…」とか「昔は良かった」って言うヤツがおるけど、そいつらが若かった40年前の、原発っちゅう国家の中枢を担う事をやってたヤツらがこの有様。
当然のコイツらの方が、その辺のおっさんより「優秀」なんやから、どの程度かは、それで十分分かるわな(笑)
「ゆとり」がどうのこうのって言うけど、学力調査にしても参加国が少なかったりして、今のレベルと単純に比較はできんわけで、ひょっとすると、「ゆとり」の方が「優秀」なんかもしれん。
まぁ、大学生が分数の計算をできんとか、アルファベットを知らんっちゅうのはチョットいただけんけど、そういう底辺の人間はいつの時代にもおったはずやし、たまたま今の制度のおかげで「大学」まで行けたに過ぎんからのぉ。
IQとか知識の量とか、根本的な「頭の良さ」は、時代(知識の蓄積)が進むにつれて良くなるもんやから、若い方が「優秀」やないとおかしい。
天動説から地動説に変わったように、100年前の人間に「携帯電話」とか説明しても理解できんように、時代と共に知識を蓄えて賢くなっていくのが人間なんやから。
何にしても、こんなアホな事で、こんな大惨事なった事がはっきりしてきたわけで、それもこれも「考える」事を放棄して、思考停止になってたから起きたんですな。
原発事故に限らず、如何に「考える」事が大事かがよく分かる。
こういう事を教訓に日々「考える力」を磨きたいもんです。
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