それでは前回の続き。
オオナムヂが、八十神の後を追いかけてる頃、八十神は、ヤガミヒメに求婚していた。
大どんでん返し(何でねるとん風やねん)
何と、ヤガミヒメは、ウサギの言った通り、オオナムヂと結婚するって言うんやな。
まだ、この場におらんのに…
で、八十神は、男らしく、オオナムヂに逆恨みする(笑)
ふった女やなくて、その相手に恨みを持つ。
何とも、男らしい(女々しい)ヤツらやな。
( ̄ー+ ̄)ニヤリ
八十神は…
ヾ( ̄o ̄;)オイオイ
ふられたぐらいで殺すなっちゅうの。
すると、何も知らないオオナムヂが、やっと追いついて、待ち受けていた八十神が…
まぁ、「殺す」って言われたら、やらなしゃないわな。
しかし、それは赤イノシシやなくて、イノシシに似た大きな石を真っ赤に焼いたもんやってん。
そうとも知らず、それを受け止めたオオナムヂは…
(* ̄- ̄)人 i~ナムー
当然、焼け死ぬわな。
それを知ったオオナムヂの母親(サシクニワカヒメ(刺国若比売))は、嘆き悲しみ、高天原に上り、カミムスビノミコト(神産巣日命)に相談する。
相談を受けたカミムスビは、キサガイヒメ(キサ貝比売)とウムガイヒメ(蛤貝比売)を遣わせる。
キサ貝は赤貝で、蛤貝ははまぐり。
赤貝の殻の粉を蛤汁で溶いた汁は、火傷に効果的やったんやって。
この2神の治療によって、オオナムヂは、生き返り歩けるまでに回復した。
それを知った八十神は…
殺したはずにオオナムヂが生きてることを知り、またオオナムヂを殺すことにした。
元気に歩いてるオオナムヂを見つけた八十神は、またオオナムヂを騙して山に連れて行く。
純粋なんか、アホなんか…
断りゃええのに。
八十神は、大木を切り倒し、くさびで割れ目を作り…
またも言われるままに、割れ目に入るオオナムヂ。
だから、断れっちゅうの。
オオナムヂが入ったのを確認した八十神は、くさびを引き抜き…
(* ̄ノ ̄)/Ωチーン
オオナムヂは、木に挟まれ、また死んでしまいました。
心配になった母親は、泣きながらオオナムヂを探し、大木を発見すると、そこには無残な姿になったオオナムヂが…
母親は、オオナムヂを木から出し、また蘇らせると…
今から木国(紀伊の国:和歌山県)のオオヤビコノカミ(大屋昆古神)のところに逃げ!!」
って、言うて、オオヤビコの所に避難させるんやけど、八十神がこれに気付いて…
しかも木の国に向かってるってぇ!?」
八十神は、オオナムヂ追いかけて木の国向かう。
木の国に着いた八十神は…
と言い、矢を射ようとしてる時に、オオヤビコは…
ワシのオヤジが、あんたにええ知恵を授けてくれるはずや」
と言い、木の股を潜り抜けさせて、スサノオの元に逃がしたとさ。
古事記じゃオオヤビコとスサノオの親子関係は強調されとらんのやけど、分かり易くする為にあえて強調してみた。
ちゅうか、オオナムヂもスサノオ子孫のなんやけど…
それにしても、腹違いとはいえ、弟を女にふられた腹いせにここまで執拗に殺そうと思う発想がスゴイ。
まぁ、今でもこの手の猟奇的な小説はあるか。
何にしても、結局オオナムヂはヤガミヒメと結婚出来ず(ウサギの予言が外れとるがな)、八十神の迫害を受けて、スサノオの元に。
そこで運命的な出会いが…
今回はここまで。
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