常識とは、
大多数の意見であって、
正解ではない。
★安田佳生
「常識」とか「空気を読む」とか…
自己主張の苦手な日本人には、常にこれがお題目のようについてまわる。
「逆らうのが恐い」っていうのもあるやろうけど、おそらく「楽だから」とか「安心したい」っちゅう気持ちの方が大きいんやろな。
「出る杭は打たれる」とか「世間体」とか、常に周囲の目を気にする。
「和」を重んじる日本人には「常識」っちゅうのは絶対的なもんになっとるんですな。
奥ゆかしいというか、何というか…
周囲に角を立てず、遠慮して生きる生き方も良いかもしれん。
けど、時には大多数の意見に逆らって、自分を主張することも必要やと思う。
「常識」を知って、そのルールに合わせるんやなくて、「常識」を知って、その本質の基準を理解する。
鵜呑みにするんやなくて、自分で考えることが必要なんとちゃうかな。
そうすることで、何が良くて、何が悪いっていう基準が確立される。
他人が「正しい」って言うから正しいと思うんじゃなく、自分で考えて正しいと思うことが重要やと思う。
人生は選択の連続。
常識という多数意見に従って選択しても、自分にとって最良の結果が得られるわけでもなく、その後を保障してくれるわけでもない。
全ての結果は選択した自分に圧し掛かる。
後悔をしない為にも、常識を知ってそこで終わるのではなく、常識の使い方を身につけたいもんです。
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