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「春夏冬中」「一斗二升五合」の読み方

「春夏冬中」が読めん人がおる…今日この頃。
(; ̄□ ̄)ナヌッ?

オイラは知ってるから読めるけど、知らんでも読めると思うけどなぁ。
/(-_-)\ ウ~ン

あっ、そうか。
Σ(゚□゚)ハッ!!!

この言葉自体が死語になってるんや。

だから読めんのやな。

そうやなぁ。
今は「営業中」やもんな。

じゃ、「一斗二升五合」なんかも読めんわな。

いつ頃使われ始めたんかは分からんけど、多分江戸時代なんやろ。

江戸時代は、こういう洒落た看板がようけあったみたいで、「歩って書いた看板」とか、「弓矢が刺さった看板」とか、「荒れ馬の看板」とか、「十三里って書いた看板」とか…

そういう洒落た看板がようけあったんやってな。

現代もたまにそういう洒落看板見かけるな。

大阪で見た一番おもろかったのが、「高くてまずい店」って書いてあるのが逆さまに掛けられとるねん。

「安くてうまい店」ってことなんやろな。

こういう言葉遊びっちゅうか、言葉の洒落が出来るのも庶民が字を知ってたからで、江戸時代の日本人の識字率は世界一やったらしいわ。

当時の先進国のイギリスのロンドンやフランスのパリの識字率は10%~20%。

日本の江戸の識字率は70%を越えてたらしい。

それだけ日本人は勤勉やったってことやな。

資源がない日本。頼れる資源は「人材」だけ。

だから「教育」で他国を抜きん出てたのに、今やこの体たらくやもんなぁ。

日本復活の鍵は、やっぱり「教育」なんやろな。

せめて、こういう洒落がもっと広まるようになれば…

日本人は、普段から頭を使って、「考える」癖をつけなあかんな。

それでは答えを。

「春夏冬中」

これは「秋」がないやろ。

秋がない→秋ない→あきない→商い

で、「商い中」

食いもんが一番うまい「秋」がないっちゅうのは、どうかと思うけど…

「一斗二升五合」

これは、一斗は五升の倍で五升が倍やから、五升倍で「ご商売」

二升の升は「ます」とも読めるから、「ます」が二つで「益々」

五合は一升の半分で、「半升」やから「繁盛」

で、「ご商売益々繁盛」

「歩って書いた看板」

将棋の「歩」は敵陣に入ると「金」になる。

そこから入るとカネになるっちゅう意味で「質屋」の看板。

「弓矢が刺さった看板」

「弓射る」が転じて「湯入る」

だから「銭湯」の看板。

「荒れ馬の看板」

荒ら馬しで、あらうまし。

びっくりする程うまい饅頭で饅頭屋…

ちょっと強引か。

「十三里って書いた看板」

栗よりうまい焼き芋で、栗が九里、より四里。

合わせて「十三里」

全部分かりました?

今度、現代の洒落看板の特集でもやってみよかな。


江戸時代町人の生活











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