船戸雄大への求刑が18年やったから2割引で14~15年やと思ったら2割以上割り引いたわけですな。
そもそも、船戸雄大が問われてる罪が「保護責任者遺棄致死」と「傷害」ってのがおかしいんやけど。
目黒女児虐待死 結愛ちゃんの父親に懲役13年判決
東京都目黒区で2018年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5歳)が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死や傷害罪などに問われた父親の雄大被告(34)に対し、東京地裁(守下実裁判長)の裁判員裁判は15日、懲役13年(求刑・懲役18年)の判決を言い渡した。検察側は公判で、雄大被告は、母親の優里被告(27)=1審懲役8年=と前夫との間に生まれた結愛ちゃんに、16年11月ごろから明らかな暴力を加えるようになったと指摘。一家が18年1月に香川県から目黒区に転居すると、食事や外出を厳しく制限し、冷水を浴びせたり、ベランダに立たせたりしたとした。
結愛ちゃんは2月下旬に顔が腫れあがるほどの暴行を受けて衰弱したが、虐待の発覚を恐れた雄大被告と優里被告は病院に連れて行かず、3月2日に肺炎による敗血症で死亡させたと主張した。
弁護側は、雄大被告が、結愛ちゃんに明るく友達の多い「理想の子」であってほしいと求めすぎ、強い暴力を加えるようになったとした。「父親であろうと苦しみや葛藤があった」などと訴え、懲役9年が妥当と訴えていた。
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船戸雄大が求刑された時にも書いたけど
保護責任者遺棄致死と傷害ってのがおかしいねんな。
あれほど残酷な殺し方をして母親が懲役8年で父親が懲役13年。
どうにも納得いかん軽さですな。
前にも取り上げたけどアメリカでは
アメリカでは連れ子を虐待死させた男に死刑判決 母親に終身刑が出たケースも
米カリフォルニア州の裁判所は7日、恋人女性の8歳の息子を拷問して殺害した罪でイサウロ・アギレ(Isauro Aguirre)被告(37)に死刑を言い渡した。2013年に少年が亡くなるまで、殴打を繰り返し、食べ物を与えず、狭いクローゼットの中での睡眠を強要するなどしていたという。
少年の母親のパール・シンシア・フェルナンデス(Pearl Sinthia Fernandez)被告(34)も息子のガブリエル(Gabriel Fernandez)君(8)の死に関与したとして終身刑が言い渡された。
「第1級殺人罪」で裁かれて、連れ子を殺した男に死刑、母親には終身刑が言い渡されたケースがあるんやけど、日本では絶対に起こらん。
「虐待死」は躾の延長上の事故死って扱いやからな。
「殺人」で起訴せん限り死刑も無期懲役もない。
しかも、このケースは
この事件を受けロサンゼルスでは児童福祉システムの抜本的な改革が行われた他、ガブリエル君が虐待されている疑いについて多数の調査が行われていたにもかかわらず、ガブリエル君を母親の手元に残してしまったとして複数のソーシャルワーカーの刑事責任が問われる異例の展開になった。
ソーシャルワーカーも裁かれてる。
アメリカでこれが出来るのに日本では「卑属殺人」って概念が司法にまだ残ってるから「子殺し」を軽く扱うし、公務員の不作為を罪に問う事が出来んから児相が何もせんかった事を罪に問う事が出来ん。
何でこうも日本とアメリカで違うんか、ほんま理解に苦しむな。
「少子化で大変だぁ」って言う割に子供の命が軽い。
子供は、ほとんど親が殺してるのにな。
変質者が子供を殺すケースほんの2割前後。
子供の命を守るには虐待に厳しい罰則を設ける事が重要なはずやのに、民法を改正して親の「懲戒権」を取り上げただけ。
しかも、罰則はなし。
ほんま、子供の命を守る気があるんかどうか疑問ですな。
何にしても、「虐待」を犯罪として定義して、「虐待致死」の最高刑を死刑にすれば全て解決するんで、とっとと「虐待」を犯罪にして欲しいもんです。
それと何で割り引いたんかどうにも納得がいかんので割り引いた理由を説明して欲しいもんです。
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