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超高齢者(90代後半)に健康保険で700万円の治療 年齢制限を設けるかどうか課題

全額自己負担なら好きにやってくれりゃええけど、健康保険使って95歳の人間にそんな高額医療を施し何年生きられるんやろね。

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超高齢者に保険で700万円治療 命の重さと医療費膨張

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170827-00000032-asahi-soci
西日本のある病院に昨年末、90代後半の重症心不全の女性が運び込まれた。心臓から血液を全身に送るための弁が硬くなり、呼吸困難に陥った。本来なら胸を切って人工弁を埋める外科手術が必要だが、高齢過ぎて体力的に耐えられない。

そこで、太ももの血管から細い管を通して人工心臓弁を届ける「経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI〈タビ〉)」という治療が行われた。体への負担が少ない最先端の技術で費用は700万円ほど。保険が利くので患者負担は少ないが、保険料や公費の負担は大きい。

治療は成功して女性は無事に退院したが、その数カ月後に肺炎で亡くなった。治療を担当した医師は振り返る。「症状が悪化するまで畑仕事をしており、『もう一度元気になりたい』という思いが強かった。高齢になるほど肺炎や脳梗塞(こうそく)のリスクは高くなるが、発症するのか予測は難しい」

TAVIは国内では2013年に保険適用され、8千例以上行われた。だが、比較的余命が短い「超高齢者」にどこまで使うのか、医療現場は模索している。

北里大学では、95歳の患者まで対象としたことがある。阿古潤哉教授は「体力や認知能力などから適応をしっかり選んで実施している。国民皆保険がこのまま持つかどうか懸念はあるが、年齢だけで区切っていいのか難しい」と漏らす。

助けられるなら助けたいってのは分かるけど、医療費は毎年1兆円ずつ増え続け、とうとう41兆円にまでなってる。

そのうち15兆円が75歳以上なわけで、これ以上増え続けたら現役世代の生活はどうなるんやろね。

年寄りを生かす為に現役世代が苦しむってのも、何だか本末転倒な気がするんやけど…

まぁ、医者とか政治家が「貧乏な年寄りは死ね」なんて事を言うたら大問題になるんで、よう言わんとこのまま医療費垂れ流し状態が続くんやろうけど、そろそろ止めんと大変な事になるで。

「年齢だけで区切っていいのか難しい」って言うとるけど、年齢で区切らんとどうしようもないやん。

健康かどうかの判断の方が難しいんやから。

保険適用年齢は平均寿命までにするとか、せめて5割は負担してもらうとか、何かしら手を打たんと健康保険そのものが破綻する。

何にしても、そろそろ「安楽死」も含めて、いつまで医療を使って生きさせるのかって事を本気で議論して欲しいもんです。


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