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新薬「ソリリス」の副作用で妻死亡 夫が損害賠償1億8750万円を求めて京大病院提訴へ 死亡例は国内初

新薬「ソリリス」の副作用が原因ってよりも、京大病院の対応の方が問題ですな。

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新薬「ソリリス」副作用で妻死亡 夫が京大病院提訴へ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170710-00000000-kyt-soci
訴状によると、女性は、難病指定されている血液疾患「発作性夜間ヘモグロビン尿症」のため、2011年から、京大病院血液内科で治療を受けていた。16年4月、妊娠に伴い血栓症予防のため新薬「ソリリス」の投与を開始。同病院で8月1日に長男を出産後も通院していた。

同月22日、薬剤投与後に自宅で急激な発熱に見舞われた。京大病院の産科に連絡したが、対応した助産師は「乳腺炎と考えられる」とし、自宅安静を指示。しかし容体は悪化し、同病院に搬送されたが、翌23日に髄膜炎菌敗血症で死亡した。

ソリリスの添付文書には、重大な副作用として「髄膜炎菌感染症を誘発する」と記載されており、海外の死亡例を踏まえ、発熱や頭痛の際は抗菌剤の投与を求めている。

そんな重大な副作用があるのに、助産師の電話対応で判断してる夫もどうかと思うけど…

京大側は、今年5月の京都地裁の調停で「患者が重大な副作用情報を医師に知らせるべきで、医師は他の医師に対してまで周知する義務はない」としていた。

電子カルテがありゃ、簡単に情報は共有できるわけで、そこは情報共有しとけよ。

ちゅうか、そこまで上から「患者に責任がある」って言うなら、こういう副作用があるから、こういう症状がでたら、それを告げて下さいってちゃんと患者に伝えてたんか?

ちゃんと、伝わってたなら、夫も助産師の電話対応で自宅で安静なんかさせんと思うんやけど…

それにしても、「ソリリス」って初めて聞いたけど、「発作性夜間ヘモグロビン尿症」の患者には夢の特効薬みたいやけど、個人的に「ソリリス」で気になったのは…

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ソリリスの薬代は年間4000万円

命の値段が年4,000万円?
PNHは、いままで同種造血幹細胞移植か、赤血球輸血しか治療法がなかった。移植はドナーが必要だし、治療自体の危険性が高い。輸血は、回数が増えると体に鉄が沈着し、糖尿病や肝硬変、心筋傷害など全身に合併症を引き起こす。患者、医師とも、もっと良い治...
ソリリスの薬代は、年間約4,000万円かかる。そして、高額療養費返還制度の対象となり、4,000万ほとんど丸々が健康保険の保険者から支払われる。

4000万円もかかって、そのほとんどが健保適用やのに…

ソリリスの効能は、溶血に伴い増加する血清乳酸脱水素酵素(LDH)値の低下、ヘモグロビンの安定化、および濃厚赤血球輸血単位数の減少などの指標(surrogate marker)の改善を根拠とした、溶血の抑制効果に過ぎない。血栓症の減少効果は、現時点では不明である。

つまり、この薬は、貧血の進行は抑えるらしいが、元気に長生きすることにつながるか否か、いまだ不明なのだ。そして、どのような状態のPNH患者につかうべきか、という絞り込みもなされていない。

貧血の進行は抑えるけど、死因となる血栓症の減少効果は不明と。

それで、こんな重篤な副作用もある。

そんなんを健保適用しててええんかね。

それでなくても、医療費は毎年1兆円づつ増えて、とうとう40兆円を超えて、社会問題化してるのにねぇ。

安易に使って、医療費上げるわ、こんな患者任せの対応をするわって、医者はこういう事を何にも考えとらんねんな。

何にしても、この話は「薬の副作用で患者が死んだ」って話で終わらず、医者とか病院の姿勢とか、医療費の問題とか、日本の医療全体の問題として広げて欲しいもんです。


医療大崩壊 もう、クスリはのめない 医者にはいけない











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